「もっと文字単価の高い仕事をしたい」
このような考えをお持ちの方はクライアントに交渉して文字単価を上げてもらいましょう。
「自分は初心者だから交渉してもどうせ無理・・・」と思っている方も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。
初心者でも文字単価は簡単に上げてもらえます。
実際に僕も初心者の頃に「クラウドワークス」経由で受注した案件で、最初から数えて3人目のクライアントさんには0.5円→1円→1.5円→1.8円と単価交渉に成功しました。
そこでこの記事では『駆け出しWebライターでも簡単に文字単価を上げる方法』をご紹介していきます。
この記事の目次
文字単価を上げるサイクル
文字単価を上げるためには以下のサイクルを意識しましょう。
【文字単価を上げるサイクル】
①信頼構築する
②交渉する
以上です。信頼を作って、交渉する。これを繰り返すことで文字単価は上がります。
クライアントは優良ライターを確保する手間を省きたい
クライアントの心理は『できるだけ同じライターさんに継続的に仕事を発注したい』です。
これは会社やアルバイトなどを考えてみればわかりやすいですね。
3ヶ月かけ後輩を教育→後輩が突然の辞職→また新人を教育
経験したことのある人はわかると思いますが、これって正直かなり手間がかかります。
そのため、雇う側としては時間をかけ教育した子には絶対に辞めて欲しくないのです。
クライアントの多くもこれと似た心理を持っています。
つまり、自分の書いて欲しい記事の構想やタイトルの付け方などを詳しく解説して、何度か納品してもらい、品質も満足できるものを提供してくれるライターさんを手放したくはないと思っているわけです。
このように信頼を得ることが出来れば文字単価は簡単に上げることができます。
ですが逆に言えば信頼構築できないと、単価交渉をしてもまず相手にしてもらえません。
そこで次に駆け出しライターでもできる簡単な信頼構築のやり方を解説します。
クライアントとの信頼構築をする簡単な方法
スキルも実績もないライターの方は次のことを意識してみるとクライアントとの信頼関係を築きやすいです。
- 返信を早くする
- 納期より早く納品する
- 継続する
この3点を意識していれば簡単に信頼を築けているはずです。(言葉遣いやクライアントさんへの気遣いがあるのは大前提です。)
それでは1つずつ簡単に解説していきます。
返信を早くする
当たり前のことですが、質問や提案に対して返信の早い相手の方が信頼できます。
Aさん:1日経っても返信がこないことがある
Bさん:平均して2時間以内に返信がくる
この2人だとあなたはどちらの人に仕事を任せたいですか?
僕の場合は圧倒的にBさんです。少々ライティングスキルが劣っていたとしても、長期的に契約してくれるならBさんを選びます。
クラウドソーシング の世界では「突然連絡が取れなくなった」ということが意外と頻繁に起こります。
そのため、返信を早くすることで「この人はやる気がありそうだし、飛ばれることはなさそうだな」と思わせることはかなり効果的です。
納期より早く納品する
たまに『納期自由』みたいな案件もありますが、基本的にはライティング案件にも納期は存在します。
納期が決められていたらそれよりも早く納品しましょう。
僕の場合は最短だと案件を頂いた当日に納品していました。
案件を依頼して当日や翌日に納品してくれるライターさんって、ぶっちゃけクライアントからすれば超優良株です。
といっても、まとまった時間を取れない方はここまで早くする必要はないですが、極力納品は早くしましょう。
継続する
最後も当たり前のことですが信頼関係を築くには継続することがとても大切です。
1日よりも3日、1ヶ月よりも3ヶ月、半年よりも1年と、続けていけばいくほどあなたへの信頼も厚くなってきます。
これは当たり前すぎてこれ以上言うことがありませんね。
文字単価を交渉する時のポイント
信頼を得ることができたと思ったら単価交渉をしていきましょう。
単価交渉をする期間の目安としては1.2ヶ月、納品記事数は10~20記事ぐらいで単価交渉してみるといいでしょう。
ストレートに交渉してもクライアントによっては文字単価を上げてくれるかもしれませんが、少し工夫をすることで成功率がグッと上がります。
そこで誰でもできる単価交渉を成功させる簡単なコツを紹介します。
相手へのメリットも述べる
交渉する時には『相手へ文字単価を上げることでのメリットを提示』しましょう。
当たり前ですが交渉ですので、お互いにwin-winな条件にならないと成立とはいきません。
そのため文字単価を上げて欲しい旨だけを伝えるのではなく、相手へのメリットも提示しましょう。
例えば次のようなものがあります。
・WordPressでの代理投稿
・納品本数を増やす
・他のクライアントより優先的に対応
・長期的に契約する
上記以外にもクライアント側がメリットと思うことなら何でもokです。
『何かしら作業をプラスする』ということを提示すればほぼ間違いなく単価交渉は成功します。
結果として手間が少し増えてしまうかもしれませんが、今までの作業に加え數十分の作業時間が増えるだけなので明らかに時給は上がりますね。
手間を増やしたくないという方は、交渉が成立しそうにないと思ってから提示してもいいわけですが、最初から言っておいた方がクライアントからの印象はいいです。
他との競合を意識させる
単価交渉では他のクライアントとも契約していることを伝えましょう。
他のクライアント様より文字単価〇円の案件を継続的に頂いておりまして文字単価にかなり開きがあり、限られた時間の中で作業をする必要があるため単価の高い案件を優先する形となってしまいます。
そのため、もし今後も継続してご依頼いただけるようでしたら、文字単価◯円にして頂くことは可能でしょうか。ご検討頂けると幸いです。
簡単な例文ではありますが、このような文章を加えて提案すれば単価交渉は成功しやすいです。
まとめ:初心者ライターでも文字単価は上げられる
文字単価を上げるためには信頼を積み上げることが一番です。
信頼を積み上げるためにはもちろん記事の質なども重要ですが『返信・納品のスピード』と『継続』を意識しましょう。
できるだけ同じクライアントの人と長く付き合って、信頼構築すればライター経験が浅くても文字単価は簡単に上がります。