テレビや広告で最近よく見かけるため名前を知っている人が多い格安SIM。
格安SIMは名前の通り毎月のスマホが格安なため、大手キャリアから乗り換えれば月6000円以上の節約になることもあります。
ただ、いざ格安SIMに調べてみると難しい言葉・説明でよくわからないから乗り換えを諦めたという方も少なくないのではないでしょうか?
そこでこの記事では「格安SIMに興味があるけどイマイチどういうものなのかわからない」という方のために、格安SIMとはなんなのか、どれを選べばいいのか、メッリトやデメリットなども合わせてわかりやすく解説します!
それでは早速格安SIMについて見ていきましょう!
この記事の目次
格安SIMとは?はじめに知っておきたいキーワード4つ
格安SIMについて調べていると様々な単語が出てきて何がなんだかわからなくなってしまいます。
しかし、格安SIMを理解する上で知っておきたいキーワードはたったの4つ。
格安SIM
MVNO
SIMロック
SIMフリー
この4つのキーワードを理解できれば、格安SIMをより深く理解することができますよ。
格安SIMは安く使えるSIMカードのこと
格安SIMとは、その名前の通りとにかく安く使えるSIMカードのこと。
SIMカードには電話番号などの契約者情報が記録されていて、このSIMカードを端末に挿入することで音声通話やインターネットを利用することができるわけです。
SIMカードにはサイズによって3種類に分けられますが、どんな端末にも必ず挿入されています。
MVNOは格安SIMを提供してくれる会社のこと
MVNOという単語も格安SIMについて調べていると頻繁に出てきます。横文字で苦手意識のある人もぜひこの機会に覚えておきましょう。
MVNOとはau・ドコモなどの大手キャリアの回線を借りて、格安SIM(通信サービス)を提供する会社のことです。
回線をレンタルすることにより、回線基地局のメンテナンスや障害発生時の修理費、人件費、設置費用などのコストを削減できるためユーザーに安くサービスを提供できるわけです。
SIMロックとは他社のSIMカードをが使えない仕組み
国内で大手キャリアが販売しているスマホには、他社のSIMカードを使えないようにロックがかかっています。これをSIMロックと言います。
他社のSIMカードを使いたい場合はこのSIMロックを解除する必要があります。SIMロックを解除するための主な条件は以下の通りです。
SIIMロックを解除するための条件
購入から100日経過後に解除ができる
契約者本人であること
ネットワーク利用制限がかかっていないこと
キャリアによってこの条件は少し異なりますが、基本的にはこの4つの条件を満たしている必要があります。
これらの条件を満たし、SIMロックを解除してしまえば他社のSIMカードもしよう可能になります。
ただし、 SIMロック解除対応機種というのが2015年5月以降に発売された機種です。
iphoneの場合iphone6以降がこれに当たるため、それ以前の端末をお使いの方はSIMロックを解除することができないので注意してください。
SIMロックの解除が必要ない場合
SIMロックを解除すれば大抵のMVNOで利用することができるようになります。
ただし、SIMロックを解除しなくても格安SIMに乗り換えられる場合があります。
それが、現在使用しているキャリアとMVNOがレンタルしているキャリア回線が同じ場合です。
キャリアごとにSIMロックの必要のないMVNOは以下の通りです。
ドコモ | mineo、楽天モバイル、Lineモバイル、DMMモバイル、J:comモバイル、IIjmio、イオンモバイル、LIBMO、U-mobile、BIGLOBEモバイル、nuroモバイル、U-mobileなど |
---|---|
au | 楽天モバイル、mineo、UQモバイル、IIjmio、J:comモバイル、BIGLOBEモバイルなど |
ソフトバンク | Lineモバイル、mineo、nuroモバイル、U-mobileなど |
SIMフリーとはSIMロックがかかっていない端末のこと
先ほど説明したように、キャリアが販売するスマホにはSIMロックがかかっており、スマホを買ったキャリアかそのキャリア回線をレンタルしているMVNOが提供するSIMカードしか使えません。
しかし、SIMロックを解除することでキャリアやMVNOなど関係なくどのSIMカードでも自由(フリー)に選んでスマホを利用することができます。
これがSIMフリーです。
格安SIMのメリット・デメリット!
「携帯代が安くなった!」という声をよく聞く格安SIM。実際格安SIMにすることで大半の人が毎月の携帯代を安くすることができます。
その上、大手キャリアの販売している物と比べても使い勝手もほとんど変わりません。
ユーザーからすれば良いこと尽くめの格安SIMですが、本当に良いことばかりなのでしょうか?
ここからは格安SIMの主なメリットとデメリットをご紹介していきます。
格安SIMのメリット!今すぐ乗り換えたくなるメリットはこれ!
格安SIMの主なメリットは5点。
携帯代が安くなる
2年縛りがないMVNOがほとんど
自分にあったプランを選べる
好きな時に解約できる
速度制限のないMVNOもある
格安SIMの最大のメリットはやはり毎月の携帯代が大幅に安くなること。
しかし、それ以外にもメリットは存在し、上記で紹介した以外にも格安SIMごとに様々なメリットがあります。
格安SIMのデメリット!きちんと理解すれば怖くない!
格安SIMは魅力的なメリットが多いですが、もちろんデメリットも存在します。
通信速度が遅い
キャリアメールが使えない
自分で設定する必要がある
サポートが大手キャリアに比べると薄い
店舗数が少ない、存在しない
クレジットカード払いが多い
LINEのID検索ができない
デザリングが使えない場合がある
携帯代を大幅に節約できる分デメリットが多い、格安SIMですが対処方法さえ知っていれば大きなデメリットは存在しません。
では、簡単に各デメリットの解決策を解説していきます。
格安SIMの各デメリットの対処法!
デメリット | 対処法 |
---|---|
通信速度が遅い | Wi-Fiが使える場所で利用する 通信速度の速い格安SIMを選ぶ |
キャリアメールが使えない | フリーメール(gmailなど)を利用する キャリアメールを使える格安SIMを選ぶ |
自分で設定する必要があり | 実は簡単!ネットで調べれば理解できる MVNOに問い合わせる |
サポートが手薄い | サポートの充実したMVNOを選ぶ |
クレジットカード払いが多い | デビットカードや口座振替のできるMVNOを選ぶ |
LINEのID検索ができない | 「LINEモバイル」を選ぶ ふるふるやQRコードを活用する |
このように格安SIMのデメリットの多くは対処法によって無くすことができます。
自分の中でこれだけは外せないと思うことがあるなら、その条件を満たすMVNOを選ぶといいですね。
格安SIMの選び方
格安SIMにいざ乗り換えたいと思っても、格安SIMを提供しているMVNOは数が多く、自分に合った格安SIMを見つけるのにかなり苦労します。
結局自分に合ったMVNOがわからず、乗り換えを諦めてしまう方も少なくありません。
そこでここからは格安SIMを選ぶ際に抑えておきたいポイントを紹介していきます。
まずはSIMを選ぼう!格安SIMの契約パターンは3種類
格安SIMの契約パターンは大きくわけて3つあります。
音声通話SIM
データ通信SIM(SMSあり)
データ通信SIM(SMSなし)
SMSとはショートメッセージサービスの略称で、「電話番号のみでメーッセージのやりとりをできるサービス」です。
普段SMSを利用していないから不要なものだと思ってしまいがちですが、SNSアプリやサイトのアカウント登録などの認証に必要です。
そのため、よほどの理由がない限り「SMSあり」のSIMカードを選んでください。
あとは、音声通話を必要とするかどうかです。
音声通話なしのSIMカードでも、LINE通話やSkype、050通話アプリなどを利用すればアプリ同士での通話は可能です。そのため、家族や友人としか通話することはなく、090や080の電話番号が必要のないという方はデータ通信専用SIMを選択してもいいでしょう。
逆に090や080といった電話番号が必要な方は音声通話SIMを選ぶようにしてください。(音声通話SIMにはSMSもついています。)
データ通信量を選ぶ!自分に適した容量プランはどれ?
契約するSIMカードの種類が決まったら次にデータ通信量の容量プランを選んでいきましょう。
データ通信量は普段のスマホの利用の仕方で大きく変わってきます。
LINEやメールでのやりとりでしかスマホを利用しない人、ネットでの調べ物やアプリをよくする人、暇があれば動画を見ている人など、人によっては月1GBで足りる人もいれば10GB以上を必要とする人もいます。
選んだ容量プランが低すぎると速度制限がかかってしまいますし、多すぎると使わなくなった分が無駄になってしまいます。
毎月どれぐらいのデータ通信量を使っているのかを確認して、自分に適した容量プランを選ぶようにしてください。
最後はオプション・サービスで選ぶ!
格安SIMの契約プランとデータ通信量の容量が決まったら最後はオプションとサービスで決めましょう。
通話かけ放題プランがある
通信速度の速さ
サポートが充実している
データ通信容量の繰越やシェアができる
利用料金に応じてポイントが貯まる
管理アプリの使いやすさ
この中で自分にとって魅力的だと感じるオプション・サービスを提供しているMVNOを選べばきっと満足のいく乗り換えができるはずです。