このような思いをしている人はかなり多いと思います。
僕もクラウドソーシングを初めて1ヶ月目は案件を受注するのにかなり苦労しました。
ですが、3ヶ月目には月10万円近く稼ぐことができるようになりました。
またまだ経験は浅いですが発注者側となることもありますので、それらの経験を基にして「クラウドソーシングサイトで案件を受注できない方」向けに
- 受注できない理由
- 受注率の上がる提案文を書くコツ
- 提案文テンプレート
上記を中心にお話していこうと思います。
提案文テンプレートに関しては少しアレンジすれば今日からでも自分用のテンプレートとして使えますので、ぜひご利用ください。
*この記事ではライティング案件を受注する方法をメインに解説していますが、デザイン系やプログラミング系の案件でも本質は同じなので参考になるはずです。
この記事の目次
はじめに知っておきたいこと→初心者が受注できないのは当たり前。
最初の頃って「3件も応募したのに誰からも返信こないんだけど、どういうこと!?」って感じになると思います。少なくとも僕はなりました。
なのでそういった方は最初にこれだけは知っておくべきです。
初めのうちは10件に1件返信がこればいい方ですよ。
当たり前ですが、クライアントは質のいい記事を納品してくれる優良ライターを探しています。
そして、クライアントが優良ライターだと判断する要素は実績・信頼・経験です。
そのため実績も信頼も経験もない初心者が1つや2つ提案したところで、返信が来る可能性はかなり低いです。
【朗報】初心者でも案件は受けれます。
もちろんだからと言って、初心者が案件を受けられないなんてことはありません。
実績や経験が少なくとも「この人なら質の高い記事を納品してくれそうだな」と思わせれば採用してもらえます。
といってもやはり5~10件に1つ返信がこれば上出来と思っていてください。
この心構えがあるだけで挫折しにくくなります。
大前提:プロフィールは完璧に埋める。
これから受注率の上がる提案文を紹介しますが、その大前提としてプロフィールは全て余すことなく入力して、本人確認も済ませておきましょう。
いくら提案文で目を引けたとしてもクライアントからすれば「プロフィールが適当だし、本人確認も済ませていないってことはそこまで本気で活動していないんだな」と思われてしまっては採用してもらえません。
そのため、事前準備としてプロフィールと本人確認は済ませておきましょう。
受注率の上がる提案文の書き方のコツ。
受注率の上がる提案文を書くコツは次の2点です。
- クライアントのニーズを考えて提案する
- 自分に発注するメリットを明確化
上記を意識するだけで受注率の高い提案文を書くことができます。
ライティング案件の例
今回はわかりやすくするために、次のようなライティング案件に提案すると仮定して話を進めていきます。
【案件例】
ウォーターサーバーに関するブログの記事作成の依頼になります。
記事作成の際は、お題となるキーワードをお出ししますので、そのキーワードで記事作成をお願いします。
※例:「ウォーターサーバー おすすめ」など
記事数:1 本
文字数:1記事あたり2500 文字
記事単価:2500 円
作業範囲:記事執筆
画像枚数:画像の用意は不要です
画像の入手方法:画像の用意は不要です
それではこの案件のクライアントのニーズを考えていきましょう。
クライアントのニーズを考えて提案する
ぶっちゃけクライアントのニーズを汲み取って提案できている人ってかなり少ないです。
【よくある提案文】
初めまして◯◯です。ウォーターサーバーの記事に興味があり、ご連絡させて頂きました。
今までに◯件以上の案件をこなしてきた実績があります。
[http//~~~]
上記は私が実際に執筆した記事です!
精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。
ざっくりと書きましたが、よくある提案文というのはこんな感じです。
要するに「実績とやる気を見せればいい」と思っているパターンですね。
実績があればこれでも受注できることはありますが、自分より少しでも実績のある人が提案していたら自分が採用される可能性はかなり低くなります。当たり前ですね。
【ニーズを先回りして答える提案文】
初めまして◯◯です。ウォーターサーバーの記事に興味があり、ご連絡させて頂きました。
案件内容を拝見させて頂いたところ、◯◯様は最終的にはウォーターサーバーを販売し収益を得ることを目的にしておられると思います。
ウォーターサーバーは「健康意識の高い女性」や「小さいお子様がいる家庭」などをターゲットにすると売れやすい傾向にありますので、
「いつでも品質管理の徹底した水を飲めること」や「小さいお子様でも手軽に利用できること」を伝える文章を入れるとコンバージョン率*も高くなるはずです。
私は今子育て真っ最中ですので、小さいお子様がいる家庭の視点に立って記事を執筆できます。そのため、購入率の高い記事を執筆するという点では必ずお役に立てると思います。
*コンバージョン率(CVR)=期待する行動に対してユーザーが応じてくれた割合。今回の場合は「購入数をクリック数orアクセス数で割った割合」。
上記がニーズを先読みした提案文です。
クライアントのニーズを考える→ウォーターサーバーを販売したい→誰がターゲットかを考える→ターゲットに売るためにはどうすればいいか考える→自分ならそれを実現できることを伝える。
といった感じです。
このようにニーズを汲み取って提案すればクライアントに「この人に任せれば商品が売れるかも?」と思わすことができますし、何より他のワーカーと差別化できます。
「そんな専門的な知識ないよ」っていう人がいるかもなので言っておくと、ターゲーットなどはググればわかるので知識がなくても問題ありません。
自分に発注するメリットの明確化
ここでのポイントはクライアントにわかりやすいメリットを伝えることです。
- 返信が爆速
- 納品が早い
- ターゲットを意識したコンバージョン率の高い記事をかける
- SEO知識があるので上位表示させられる
- WordPressでの代理投稿が可能
上記みたいな感じです。
私は今子育て真っ最中ですので、小さいお子様がいる家庭の視点に立って記事を執筆できます。そのため、購入率の高い記事を執筆するという点では必ずお役に立てると思います。
今回の提案文ではメリットを明確化しているのがこの文章です。
上記に加えて、
▪️私を採用して頂くメリット
・Wordpressの代理投稿も可能です。
・1日あたり平均◯時間の作業が可能です。
・◯◯日以内に納品いたします。
・平日なら◯時〜◯時の間は◯時間以内。
休日なら基本どの時間帯でも◯時間以内には返信可能です。
・長期的な契約も可能です。
・SEO知識も駆使して、上位表示させられるよう尽力します。
・前述したように、ターゲット層に向けた文章を書きます。
・◯◯の体験(知識)もありますので、良質な記事が執筆できます。
みたいな感じで、わかりやすくメリットを伝えてあげるといいですね。
SEO知識がないという人はWebライターにはほぼ必須スキルですので下記の書籍でとりあえず基礎だけでも学んでおきましょう。
提案文のテンプレート:コピペok
上記を踏まえてテンプレートを作りました。
穴埋め式で少し変えれば割とすぐ使えますので、自分なりにアレンジして使ってみてください。
◯◯(クライアントの名前)様、初めまして。◯◯(自分の名前)と申します。
現在は◯◯(活動地域)で◯◯(職種)をしています。
今回は『◯◯(案件名)』の募集を拝見し、興味を持ちましたのでご連絡させて頂きました。
案件内容やサイトを拝見させて頂たところ御社(or◯◯様)は◯◯(自社商品の販売、アフィリエイト、集客etc…)を目的に運営しているサイトかと思われます。
そして読者層は◯◯(彼氏の欲しい30代女性、運動不足を解消したいサラリーマンetc…)をターゲットにしているのではないでしょうか?
だとすれば◯◯(体験談を交えた、他者商品との比較をしている etc…)の記事であれば効果的だと思います。
そして私は◯◯(クライアントのニーズと関連していることを書く)のような経験があるので、◯◯の点でお役に立てると思います。
▪️実績
・ライター歴◯年
・◯◯の経験(知識)あり
過去に執筆した記事が下記になります。参考にご覧ください。
・https//◯◯
・https//◯◯
▪️私を採用して頂くメリット
・Wordpressの代理投稿も可能です。
・1日あたり平均◯時間の作業が可能です。
・◯◯日以内に納品いたします。
・平日なら◯時〜◯時の間は◯時間以内。
休日なら基本どの時間帯でも◯時間以内には返信可能です。
・長期的な契約も可能です。
・SEO知識も駆使して、上位表示させられるよう尽力します。
・前述したように、ターゲット層に向けた文章を書きます。
・◯◯の体験(知識)もありますので、良質な記事が執筆できます。
採用して頂いた際には、最大限ご満足頂けるように努力致します。
また、ご不明な点などがありましたらお気兼ねなくご連絡下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ご検討のほど宜しくお願いいたします。
こちらの提案文を利用して、実際に「案件を受注できた」という方がいましたら、Twitterなどでお伝え頂けると嬉しいです。→Twitter:@sironecoin
実績がない方は後日「クラウドソーシングの提案文で掲載できる実績がない方へ。すぐに作りましょう。」で解説しますのでそちらをご覧ください。
まとめ:提案文次第で初心者でも案件は受注できます。
提案文を書く時のコツは「クライアントのニーズを汲み取ること」と「メリットを明確化すること」です。
これだけで受注率はかなり上がります。
また、継続的に仕事をもらえるようになれば文字単価を上げてもらうことも検討しましょう。
文字単価を上げてもらう方法は「【クラウドソーシング 】Webライターが文字単価を上げる簡単な方法。」で解説していますので、そちらをご覧ください。